2024/08/25 15:27

こちらはNOGAMIが長年作り続けているデミカップ&ソーサー『ラブミー』です。



おじさまがニャンコ新聞読んでる上に愛猫ちゃんが"ワタシを愛でよ!"と乗ってくるという猫アルアルの様子をモチーフにしたカップ&ソーサーです。


制作過程を考えると、毎回「もう作れない」と心折れそうになりますが、焼きあがるととても可愛く思えて、忘れなころにたまに制作するという定番の作品です‼️



今回はその工程をご紹介します。


下皿は新聞を読むおじさま仕立て

まず、レリーフ状に模様を施した原型を作り、石膏を流して押し型を作成。

その押し型にタタラ技法で薄くスライスした粘土を均一に叩いてお皿を作っていきます。


高台を作って型から外し、手で持っても形に影響がない程度になったら、裏返しておじさまの手を彫っています。

出来るだけどこから見ても楽しい器にしたいので、隠れたところにもちょっとしたこだわりをプラス。


ちなみに上の右下の写真の生地にうっすら見える白い粉は、型から剥がれやすくするために料理で使う片栗粉をまぶしもの。

お料理以外でも使うんですよ!!初めて知ったときは私もびっくりしました。




カップは猫ちゃんで、手捻り技法です。

私は厚みが薄すぎず安心感のある器が好きなので、猫ちゃんもぽってり。

ハンドルが尻尾になっていて、指をかけたときにボディに指が当たらない程度のサイズに作っています。

温かい飲み物だと、「熱っ!!」ってなるので。笑



生地を整え、十分に乾燥させたら素焼き!!となりますが、この下皿は生の段階で新聞の一段階目の絵の施しています。

そして、なんと新聞は全部ページが異なります。なので、どれも1点モノ!!



素焼き(約800度)をしたお皿は、わざと古びた雰囲気にしたいので、生地に黒で影をつける作業をしています。

チラッとしたさりげない効果ですが、焼き上がりが少し味わい深くなるように。

この素焼きの色段階が私はとても好きなのです。



その黒い影を軽く洗い流して乾燥させてから、呉須で新聞の第二段階目の絵付けで模様を入れています。



ベースの下準備が終わったら、色の薄い釉薬から塗り絵のように筆で塗り分けていきます。

隣り合う釉薬が重ならないように、塗った釉薬の上から撥水剤を塗っています。

その繰り返しで、最後はおじさまの服の黒い釉薬にドボンと付けます。


お皿だけでも工程がたくさん・・・。自分が決めた事なので・・・楽しみながら制作しています。笑






こちらは素焼き後のデミカップ。


カップもいつも通りのこだわりで、目の色や模様を1点1点変えながら釉薬をかけ分けて作っていきます。

心の中での呪文は「可愛くなぁれ。」



本焼成は1250度まで窯の温度をあげるので、夏のアトリエ内は地獄となります。


焼き上がりの図。


器とともに暑さと耐え抜いた焼成後の私の作業は、それぞれ亀裂がないかなどの検品。

並べて組み合わせを選ぶ楽しい時間でもあります。



果てしなかった制作時間を想い、ここまで辿り着いた達成感を感じながら、

「みんな可愛く焼きあがってくれてありがとう。」そう言いながら愛でました。





エスプレッソなど、ちょこっとコーヒー飲みたいときに楽しく活躍するカップ&ソーサーです。


カップは約100ml入る感じ。

手捻りなので・・カップ個々に少しずつ大きさやフォルムが違います。

まるで、猫ちゃんのよう☆笑


下皿はコーヒーのお供のデザート皿として使うのもおすすめです!!




デミカップ&ソーサー『ラブミー』

NOGAMIのweb shopに抽選式で販売します。

応募期間 9月1日10時〜9月3日の15時まで

NOGAMIセレクトの2個ペアで並びます!!


お楽しみに☆